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レバレッジをかけて生涯全体のリスクを減らす

POINT
  1. 会社からの給料は実質配当金
  2. レバレッジをかけて人生全体のリスクを減らす
  3. レバレッジ=悪ではない

前回の記事ではリスク回避度(RRA)から理想的なリスク資産の割合を算出しました。

ライフサイクル投資術 サミュエルソンの割合を使ってリスク資産の割合を決める

例えば理想的なリスク資産の割合が79%となった場合、今持っている資産の79%をリスク資産に傾けるのが良い、ということになります。

じゃあ現金預金として500万円持っている場合、400万円をインデックスファンドに投資すれば良いのか、というと話はそう単純ではありません。

あなたは金融資産だけではなく人的資本という立派な資産も持っているからです。

本書の内容は「ライフサイクル投資術」を大いに参考にして作成させていただいております。

会社から貰う給料って配当金みたいなものじゃない?

この記事を読んでいる多くの方は会社員かと思います。

毎月ある程度決まった額の給料を貰い、年に2回ほど賞与を貰う。

そして日々の生活費を支払い、余ったお金を貯蓄や投資に回していく。

例えば生活費を支払った後に残るお金が会社員の生涯を通じて平均すると50万円/年だとします。

これは株で表現すると、毎年50万円の配当金を貰っている事と同義と考えることができます。

金融資産をリスクに晒すことにより配当金を貰うように、あなたの労働力という人的資本を労働市場に晒すことにより50万円の配当金を貰っていると捉えることができます。

将来稼ぐお金をポートフォリオに入れると…

人的資本をポートフォリオに入れる

30歳で毎年安定して10万ドル稼ぎ、5,000ドルを貯金に回しているとする。

計算してみると、今12万ドルを債権に投資しているようなものであることがわかる。

将来36年にわたって毎年5,000ドルを貯金するのは今日の価値では12万ドルに相当する。

だから今手元に財産が5万ドルあってその90%を投資していても、資産の90%を株式に投資しているとはいえない。

正確には、株式に4万5,000ドル、債権に12万5,000ドル(今の財産のうち5,000ドルと将来の貯金の現在価値12万ドル)を投資していることになる。

本当の資産ポートフォリオ全体のうち、株式に投資しているのはほんの26%だ。

若いときにもうちょっと株式に投資したってそんなにリスクが高くなるわけじゃないのである。

引用:ライフサイクル投資術

この人の場合、リスク資産の割合を79%にするには「$134,300」をリスク資産に割り振る必要があります。

ここで現在の自己資金$50,000では足りないという問題が発生します。そこで登場するのが「レバレッジ」ですね。

仮に2倍のレバレッジをかければ「$100,000」投資できることになるので、目標投資額に近付けることができます。

ライフサイクル投資術ではレバレッジをかけたとしても「2倍まで」を推奨しています。

それ以上のレバレッジをかけると下落局面で損失が大きくなりすぎる等のリスクが大きくなりすぎてしまいます。

そもそもなんでレバレッジかけてまで若い時にリスク取るんや

レバレッジをかけることは明確にリスクを増大します。「レバレッジ=借金」なので当然です。

リスクを最小限にするためにインデックス投資をやるのに、レバレッジにコストをかけてリスクも高くする…本末転倒では???

こう思われた方はインデックス投資についてすごくよく理解されているかと思います。

しかし一点だけ重大な観点が抜けています。

それは「時間分散」の観点です。

多くの場合若い時は金融資産が少なく、年をとるにつれて増えていく傾向にあります。

一説によると60代のはじめには、20代終わりの20倍から50倍以上も株式に投資しているとのこと。

普通に考えて若い時に100万円投資して年を取ってから2,000万円投資するより、若い時に200万円投資して年を取ってからの投資額を100万円減らす方が良くないですか?

ご存知の通り長期における株式の期待値はプラスですから、出来るだけはやい段階で多くの資産を株式市場に晒す方が合理的です。

また株式のリターンには波がありますが、期間を長くとるほど平均回帰してブレ幅が少なくなる効果もあります。

つまり50-60代に偏ってしまっているリスクを20-30代に回すのです。

レバレッジでリスク資産の割合を最適化

イメージとしてはこんな感じで、レバレッジを駆使することで生涯全体のリスク資産の割合を最適化していくことを狙います。

低いリスクで同じリターンを得る

著書の中ではあらゆる投資先で検証した結果、レバレッジを用いた方が同じリターンをより低リスクで得ることができた、と述べられています。

  • 株式は長期で期待値がプラスであること
  • 投資期間が長いほどブレ幅が小さくなること

からこの結果には多くの方は異論はないかと思います。

実例は記事で紹介すると長くなりすぎるので割愛させていただきます。

考えてみれば当然のこと

考えてみれば若い時にリスクを取ったほうが生涯全体のリスクが減ることは当たり前ではないでしょうか?

人生において必ずどこかでリスクを取らないといけないとすれば、起業するにしても、転職するにしても、若ければ若いほど失敗しても失うものが少ないので相対的にリスクは大きくありません。

逆に年を取れば取るほどリスクは大きくなっていきます。

給与収入だけではキツくなるとわかっている現代ですから、どこかのタイミングで投資においてもリスクを取らざるを得ない。

投資のリスクに関しても同様に、早いうちに取ってしまう方が後々のリスクを減らすことができるってことですね。

レバレッジは資本主義において常識

レバレッジは資本主義において必須のツールでしょう。というかレバレッジなしには資本主義は成立しません。

同じ投資の中でも不動産投資をするのであればレバレッジを使うのに、株式投資ではレバレッジを使ってはいけない、なんてルールはありません。

もちろんレバレッジをかけるのであれば明確にコストが増大するので、「コストに見合ったリターンが得られるか」は徹底的に検証する必要がありますね。

将来貯金できる金額を計算しよう

  • 25歳
  • 金融資本:200万円
  • 40年間平均50万円/年の余剰資金を作る

この場合であれば将来貯金できる金額は2,000万円。

今手元にあるお金200万円と合わせると合計2,200万円が今持っている資産の全てとなり、2,200万円に対してサミュエルソンの割合で求めた数値をかけていきます。

仮に保守的な人がサミュエルソンの割合を計算した結果「0.32」だった場合、「700万円」が理想的なリスク資産の割合となります。

先述したようにレバレッジの上限は2倍なので、保守的な人であっても資産形成初期は理論上フルでレバレッジをかけた方が良い結果となります。

正確には将来の収入を現在価値に直す必要があるのですが割愛しています。(面倒なので

というのも年齢が若ければ若いほどライフスタイルが変化したり、将来の年収も分からなければ、税負担の増加もあるので厳密に計算しても意味を成しません。

また保守的な人であってもレバレッジをかけた方が良い、という結果になるように特に20代であれば計算にほぼ意味はありませんね笑。

レバレッジを用いた最適化戦略

todo:後日書きます

レバレッジをかける場合投資先はどこ?

特に若い時にはレバレッジをかけた方が良いかもしれない、ということはわかりました。

あとはどこに投資するのか、ということですね。

私はレバレッジをかけない投資であればオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー))一択だと考えていますが、レバレッジをかけるとなると話は別。

先述したようにレバレッジには明確にコストがかかるので、「コストに見合ったリターンが得られるか」という視点がとても大切になります。

例えばお金を借りてをして不動産投資をする場合、どこに投資しますか?

全世界に分散?日本?アメリカ?中国?

日本は地方が廃れるのがほぼ確実に分かっているので、日本全体はやめてこれからも地価が上がりそうな東京か大阪?

アメリカであればニューヨークなら借金をしてでも買う価値がありそうだな、のように借金は利息がかかりますから「コストに見合ったリターンが得られるか」をしっかり考える必要があります。

私がレバレッジをかけている投資先とその根拠は下の記事で解説しております。

レバナス レバレッジをかけるならNASDAQ100を選びます

 

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